大型トラックの運転台がゆらゆらと揺れている理由について詳しく解説をしていきます。
皆さんも街中を走行していると物流関係の大型トラックの運転席の部分がまるで上下で分割されたかのようにボヨンボヨンと揺れている風景をご覧になった方も多いんじゃないかなと思います。
私の知り合いでも、トラックの運転席が揺れている理由について
「あれは故障しているのか、それともトラックが壊れているんですか」
っていうふうによく聞かれるんですが、実はあれは決して故障ではないのです。
結論から言うと大型トラックの運転席にはキャブサスペンションと呼ばれている空気
バネによるサスペンションがついています。
これによって大型トラックに長時間乗るドライバーの疲労軽減するというような目的があります。
では、なぜトラックにだけこのようなキャブサスペンションが備わっているかというと、
大型トラックというのは非常に重たい荷物を積み込むというような特性上その車体のバネというものも非常に強力にできています。
このバネが強力にできていることによって超重量物を積んだ場合であっても安定してトラックを走行させることが可能になるのですが、そのバネが強力すぎることでこのキャブサスペンションがないトラックの場合は尋常
じゃないほどの突き上げと衝撃というものをモロに身体全体で受けてしまうことになります。
そういった部分で運転手の疲労やこのような衝撃による保守などの疾患を防止するために
キャブサスペンションというものが備わっています。
おそらく皆さんも普通に車を運転していると周りのトラックの運転台の部分だけゆらゆらふわふわといったような感じで揺れている光景に出くわしたことはあるんじゃないかなと思います。
あの大型トラック特有の揺れ方の理由としてはこういったサスペンションというものによる衝撃の吸収を目的としているというふうに御理解いただければと思います。
ただ、このキャブサスペンションというものはすべてのトラックに装着されているのかというと決してそんな事はなくて最大積載量が多くて、もいわゆる
増トン車と呼ばれている4トントラックベースの大型車にはこういったキャブサスというものは備わっていませんし、その他に2トン車、3トン車4トン車といったようなトラックにもキャブサスペンションというものは装着されてい
ません。
いわゆるフルジャンボと呼ばれている最大企画の大型トラックにのみキャブサスペンションが備わっています。
今日本国内で現行で購入できる国産の大型トラックの中では
●三菱FUSOのスーパーグレート
●UDトラックスのクオン
●日野のプロフィア
●いすゞのGIGA
この4車種にのみ備わっている機能と考えていただければいいと思います。
そのサスペンションの構造というのは車のエアサスペンションと全く同じで、サスペンションの空気ばねの中に等圧の空気を充満させることによって衝撃を吸収する
というような構造をとっています。
大型トラックの振動というものがどれくらいのものなのかというと、仮にエアサスではなく前後リーフサスペンションのトラックの場合ですと比較的大きな段差をスピードを出して通過した際に運転席から
飛び跳ねて自分の頭がトラックの屋根に当たってしまうほどもを衝撃を感じます。
身体全体が宙に浮くような感覚です。
最近の大型トラックはほとんどの車種でキャブサスペンションが備わっているのですが、中には先ほど説明したように4トン車ベースの増トンと呼ばれているタイプの大型車もありまし
て、こういった車では昔ながらのキャブサスペンションなしの超強大な突き上げによる衝撃を肌で感じることができます。
今回は大型トラックの運転席が上下に分かれたようにゆらゆらと揺れている理由につい
て詳しく解説をさせていただきました。


