大型トラックの運転手が一番気を使い、神経を集中させハンドルを握らなければならない季節が冬。
一瞬の判断ミスやハンドル操作を誤ればたちまち事故に繋がってしまいます。
車が大型トラックだけに一つの事故で運転手は勿論、荷物を積んでいればその荷物の損害も大きいです。
そうならない為にもトラックドライバーは常に細心の注意をしなければなりません。
そこで大型トラックドライバーが雪道を運転する為の
5つのコツをあげてみました。
実際、大型トラックで雪道を運転すると、意外に安定する乗り物だと気付くと思います。
過剰な意識やハンドル操作は禁物ですが、乗用車で横滑りしても大型トラックは横滑りしなかったり、停止線で止まれない乗用車でも大型トラックではきっちり止まれたりする事もあります。
これは、トラックに荷物を満載に積んでいる、もしくは積荷が5t以上やの重さを確保している状態ですと比較的安定感を保てると思います。
勿論、必ず大丈夫とは絶対に言い切れませんし、積荷の有無や路面状況にもよりますので、常に安全運転をする意識が大事です。
雪道運転のコツ.1○圧雪路では信号待ちなどでトラックを完全に止めない。これは、信号待ちなどでトラックが停止し、いざ発進しようとすると圧雪路に薄い水の層ができやすい為、水の層でタイヤが空回りし、前進が困難になりスタックしてしまいます。
1デフ車に多く見られる特徴で、特に空荷の状態でよく起こる現象です。
ですので、前方の信号を良く確認し、更に前車との車間距離を通常の2〜3倍、できるだけ多くとり赤信号が青信号に変わるまで2〜3倍多くとった車間距離で青信号になるタイミングを計り完全にトラックが停車しないようゆっくり走行します。
その速度は、トップギヤに入れた状態でアイドリングでゆっくりタイヤを回す程度で十分かと思います。
積荷の重さによりアクセルを踏むなどの対応をして下さい。
そうする事でトラックのタイヤの回転を止めずに済み、スタック状態を避ける事ができます。
極端にスピードを落としてしまうとスタックする可能性が高くなってしまいます。
とくに、空車の時は注意が必要です。
因みに2デフ車、タイヤが小さい低床4軸車でもスタックする場合がありますので路面状況に応じた運転が必要です。
雪道運転のコツ.2○荷物の積み方を工夫し、スタックを防ぐ。特に、3軸車のシングルデフ車(1デフ)は、できる事なら駆動軸の真上、もしくは荷台の半分辺りから3軸目辺りにかけて、その時に積む荷物の中で重そうな荷物を選び積み込みをするように意識すると比較的、雪道走行が安定します。
ですが、そんな都合良く荷物は積める事もそうそうないと思います。
そういう時は、荷台全体に平均して重量が分散する様にしましょう。
一番雪道に不利な荷物の積み方は、荷台の一番前に重量物を積む事です。
一番前に重量物を積んでしまうと、当然に駆動軸には負荷がかからずスタックする確率が高くなります。
いかに駆動軸に負荷をかけるかが雪道を安定して走る為のポイントになります。
雪道運転のコツ.3○スタックする事ばかり意識しすぎて、ブレーキングが疎かになりがちになるこれは、トラックに限った事ではないのですが、例えランクルであろうがパジェロであろうが、スタックする確率がかなり低い車でも制動性能は全車同じです。
ツルツルの雪道をいつも通りのブレーキングでピタッと止まる車はありません。
ですので、やはり雪道でのブレーキングは車間距離の確保に限ります。
そして、ポンピングブレーキも大事です。
トラックでも基本的な事が事故を防ぎます。
決してABSに頼る事は禁物です。
雪道運転のコツ.4○吹雪きの中の運転は、自分の運転するトラックの存在を知らせる事も大事どうしても吹雪きの中を運転しざるを得ない長距離トラック。
猛吹雪ともなれば、日中でも1m先が見えない事も多々あり、物凄く恐怖を感じる事でしょう。
もし、吹雪きに遭遇してしまったら、先ずフォグランプは勿論、夜間走行の様にヘッドライトの点灯でトラックの存在を周りにしらせましょう。
自分ばり安全を確保していても、トラックの存在を知らせなかった事によりオカマを掘られたりといった被害に合うかもしれません。
バックフォグランプを装着するとより安全です。
また、スノーブレード(雪用ワイパー)の装着、フロントガラスに雪が付着しないようにエアコンの吹き出し口をデフの位置で温度設定を一番高く設定し、風量もMAXで走行する事で、かなり前方の視界が確保できます。
車内が暑くなってしまいましが、事故などに変えてられませんので、車内が暑くなってしまったら窓を開けるなど対処をして下さい。
この吹雪きの時も車間距離の確保をお忘れなく。
雪道運転のコツ.5○もう少しという過剰な意識はしない雪が降る季節は、突然にして道路状況が変わります。
その為、路面のアスファルトが見えていても、一瞬にして真白な雪道に急変する事もあります。
決して大げさに言っている事ではないのでご理解下さい。
ですので、ご自身が危ない、少しでも危険を感じたらすぐにでもタイヤチェーンの装着などの対応をして下さい。
また、路面に雪がなくても薄い水の層が凍りアイスバーンになっている事も考えられます。
アイスバーンの判断はとても難しく、目視では判断しずらいです。
その為、雪国の運転手でもトラックを止め路面を手で触りアイスバーンの判断をする運転手も多いです。
アイスバーンの運転は、圧雪路よりも神経を使いますのでタイヤチェーンの装着は欠かせません。
大型トラックのタイヤチェーンといっても、タイヤチェーン自体が重い為、容易に装着できるものではありません。
そんな時は、
ワンタッチチェーンでその場を凌ぐ方法もあります。
タイヤチェーンの装着に自信がない運転手やスタック時の一時凌ぎの時にはこのワンタッチチェーンが重宝しますのでタイヤチェーンの他に
ワンセット常備してあると安心です。