大型トラックのいくつかある補助ブレーキの一つにリターダーと言う補助ブレーキがあります。
リターダーとは排気ブレーキより強いブレーキ力を発揮でき、重い荷物を積んで走っている大型トラックには安心に安全に減速できる装備になっています。
リターダー自体は下記画像の様な物がミッションのすぐ後ろに装着されております。
この辺りにリターダーがあります↓

リターダー画像


画像で確認できるように大きなギアに似た物がリターダー装置となり、このリターダーは強力な磁石で造られています。
プロペラシャフトと同時にリターダーも回り、リターダーを使用するとこの磁石に電流が流れ、昔学校で習ったN極とS極の原理を使いプロペラシャフトの回転を制御し減速します。
強力な磁力を持つリターダーで強いブレーキ力を発揮します。
場合にもよりますが、雪道や空車での濡れた路面でのリターダー使用はタイヤがロックしたりする事もありリターダーを使用する時は注意が必要になるくらいのブレーキ力になります。
長い下り坂でフットブレーキを使わずリターダーを使用する事によりドラムブレーキの摩耗を防ぎ
、長時間フットブレーキを使わない為、熱の発生も抑えられます。
長い目で見ればリターダーを上手に作動させる事により、ランニングコストも抑えられる事にもなります。
上記内容を含めたまとめとリターダーのメリット
1.荷物の安全輸送を兼ね事故防止
強力なブレーキ力を持つリターダーは、緩やかに且つ強い減速力がある為、荷物を安全に輸送できます。
万が一の時もフットブレーキとリターダーの使用で緊急停止も状況に応じては可能になります。
2.運転手の疲労を軽減
リターダーはハンドル付近(乗用車で言うとワイパーを操作するレバー)のレバーを下げる(メーカーにより上げる)事でリターダーが作動する為、簡単な操作でリターダーを作動させる事ができます。
少々急な下り坂でもフットブレーキを使用しないでもリターダーのブレーキ力で一定の速度を保てる為、フットブレーキを踏む動作が半分に。
その為、無駄な動作を減らし運転手の疲労を軽減させられます。
3.整備性に優れている
極端な話し、メンテフリーと言っても良いと思います。
従来のリターダーと比較すると、定期のオイル交換の手間、コイル焼け、油漏れなどがなくなりました。
今、現在のリターダーはシンプルな構造で故障の心配はありません。
リターダーに付随する部品などは要修理になる場合を除き、トラックを廃車にするまで使えます。
4.今までかかっていたランニングコストが減る
リターダーの装着と使用による事でブレーキの使用回数が大幅に軽減され、ブレーキライニングの交換が約6倍長持ちします。
リターダーを装着する為に費用を賭けてもすぐに回収が可能になります。


